atask: コマンドラインのタスクスケジューラ管理ツール Version 0.2


ソフトウェアの更新日付: 2001年11月14日


ソフトウェアの著作権表記: Copyright (c) 1999,2001 by Pie Dey Co.,Ltd.


 ここは、atask: コマンドラインのタスクスケジューラ管理ツール Version 0.2に関する情報を提供するページです。atask: コマンドラインのタスクスケジューラ管理ツール Version 0.2は、 株式会社ピーデー の川俣 晶 (autumn@piedey.co.jp)が開発し、フリーソフトウェアとして公開しているソフトウェアです。


概要

 Internet Explorer 4.0以降に付属し、Internet Explorer 5.0では標準でインストールされるタスクスケジューラを、コマンドラインから管理するためのツールです。リモート管理の機能もあります。

動作環境

Windows NT4.0+Internet Explorer 5.0, Windows 2000, Windows XP

使用方法

 それぞれの書式で、-cでコンピュータ名を指定すると、そのコンピュータ上のタスクスケジューラの管理を行います。この機能を使うためには管理先のコンピュータの管理者権限が必要です。コンピュータ名は、UNCで記述します。(例: atask -c \\akane --list)

atask [-c COMPUTER_NAME] --list

 タスクの一覧を表示します。

atask [-c COMPUTER_NAME] --info JOB_NAME

 指定JOB名のタスクに関する情報を表示します。

atask [-c COMPUTER_NAME] --new JOB_NAME

 指定JOB名のタスクを新規に作成します。ただオブジェクトを作るだけでそのままでは利用できません。作成後に--setで必要な情報を設定して下さい。

atask [-c COMPUTER_NAME] --delete JOB_NAME

 指定JOB名のタスクを削除します。

atask [-c COMPUTER_NAME] --set JOB_NAME ATTR_NAME VALUE [ATTR_NAME VALUE [...]]

 ATTR_NAMEは設定する項目の名前です。VALUEはそれに設定する内容です。

 使用できるATTR_NAMEの一覧は下記の通りです。

ApplicationName

 実行するアプリケーションソフトの名前。

Parameters

 アプリケーションソフトに引き渡す引数。

WorkingDirectory

 アプリケーションソフトを実行する際のカレントディレクトリ。

Account

 実行するアカウント。VALUEはアカウント名を文字列で指定する。

Password

 実行するアカウントのパスワード。VALUEはパスワードを文字列で指定する。

TASK_FLAG_INTERACTIVE

 atコマンドの/intaractiveに相当する指定を行う。(通常は使わない)

 0(無効)または1(有効)

TASK_FLAG_DELETE_WHEN_DONE

 すべてのスケジュールが終了したらタスクを削除する。

 0(無効)または1(有効)

TASK_FLAG_DISABLED

 タスクを無効にする。削除はされない。

 0(無効)または1(有効)

TASK_FLAG_START_ONLY_IF_IDLE

 アイドル状態でのみ実行する。(Windows 95のみ?)

 0(無効)または1(有効)

TASK_FLAG_KILL_ON_IDLE_END

 アイドル状態が終わったら停止する。(Windows 95のみ?)

 0(無効)または1(有効)

TASK_FLAG_DONT_START_IF_ON_BATTERIES

 バッテリー駆動なら実行しない。

 0(無効)または1(有効)

TASK_FLAG_KILL_IF_GOING_ON_BATTERIES

 バッテリー駆動に移行するときに停止させる。

 0(無効)または1(有効)

TASK_FLAG_HIDDEN

 隠しタスク。実行時に見えないウィンドウで実行される。

 0(無効)または1(有効)

TASK_FLAG_RUN_IF_CONNECTED_TO_INTERNET

 Onternetに接続中にのみ実行される。(将来への予約キーワード。現バージョンでは機能しない)

 0(無効)または1(有効)

TASK_FLAG_RESTART_ON_IDLE_RESUME

 アイドル状態が終わったあと、再びアイドル状態に入るときに実行を継続する。TASK_FLAG_KILL_ON_IDLE_ENDと共に使う。(Windows 95のみ?)

 0(無効)または1(有効)

TASK_FLAG_SYSTEM_REQUIRED

 タスクの実行時にスリープを解除する。

 0(無効)または1(有効)

wBeginYear

 タスクが有効になる期間が始まる日付の年。(タスクを実行する日付ではない)

 4桁の数値で記述(例:1999)

wBeginMonth

 タスクが有効になる期間が始まる日付の月。(タスクを実行する日付ではない)

 (例:12)

wBeginDay

 タスクが有効になる期間が始まる日付の日。(タスクを実行する日付ではない)

 (例:31)

wEndYear

 タスクが有効になる期間が終了する日付の年。

 4桁の数値で記述(例:1999)

wEndMonth

 タスクが有効になる期間が終了する日付の月。

wEndDay

 タスクが有効になる期間が終了する日付の日。

wStartHour

 タスクを実行する時刻の時(0〜23)

wStartMinute

 タスクを実行する時刻の分(0〜59)

MinutesDuration

 タスクの実行が始まったあと、トリガがアクティブで有り続ける時間を分単位で指定する。

MinutesInterval

 タスクを実行する間隔を分単位で指定する。

TASK_TRIGGER_FLAG_HAS_END_DATE

 wEndYearなどが有効であることを示す。

 0(無効)または1(有効)

TASK_TRIGGER_FLAG_KILL_AT_DURATION_END

 MinutesDurationが経過したらタスクを強制的に停止させる。

 0(無効)または1(有効)

TASK_TRIGGER_FLAG_DISABLED

 トリガは無効になっていることを示す。

 0(無効)または1(有効)

TriggerType

 実行タイミングの設定として、以下のうちのどれか1つの数値をVALUEに指定する。

0: 1回限り

1: 毎日

2: 毎週

3: 毎月指定日

4: 指定月、週、日

5: アイドル状態になったら実行(Windows 95のみ?)

6: システム起動時

7: ログオン時

Type_Daily_DaysInterval

 TriggerTypeが1のときのみ指定できる。それ以外の時に指定してはならない。

 何日ごとに実行するか間隔を指定する。

Type_Weekly_WeeksInterval;

 TriggerTypeが2のときのみ指定できる。それ以外の時に指定してはならない。

 何週間ごとに実行するか間隔を指定する。

Type_Weekly_rgfDaysOfTheWeek;

 TriggerTypeが2のときのみ指定できる。それ以外の時に指定してはならない。

 実行する曜日をビットの組み合わせの数値で指定する。

 (例:日曜日と木曜日なら、1+16で17を指定する)

1 日曜日

2 月曜日

4 火曜日

5 水曜日

16 木曜日

32 金曜日

64 土曜日

Type_MonthlyDate_rgfDays

 TriggerTypeが3のときのみ指定できる。それ以外の時に指定してはならない。

 何日に実行するかをビットの組み合わせの数値で指定する。

 (毎月10日と20日なら、512+524288=524800)

1 : 1 日

2 : 2 日

4 : 3 日

8 : 4 日

16 : 5 日

32 : 6 日

64 : 7 日

128 : 8 日

256 : 9 日

512 : 10 日

1024 : 11 日

2048 : 12 日

4096 : 13 日

8192 : 14 日

16384 : 15 日

32768 : 16 日

65536 : 17 日

131072 : 18 日

262144 : 19 日

524288 : 20 日

1048576 : 21 日

2097152 : 22 日

4194304 : 23 日

8388608 : 24 日

16777216 : 25 日

33554432 : 26 日

67108864 : 27 日

134217728 : 28 日

268435456 : 29 日

536870912 : 30 日

1073741824 : 31 日

Type_MonthlyDate_rgfMonths

 TriggerTypeが3のときのみ指定できる。それ以外の時に指定してはならない。

 何月に実行するかをビットの組み合わせの数値で指定する。

 (毎年1月と12月なら、1+2048=2049)

1 : 1 月

2 : 2 月

4 : 3 月

8 : 4 月

16 : 5 月

32 : 6 月

64 : 7 月

128 : 8 月

256 : 9 月

512 : 10 月

1024 : 11 月

2048 : 12 月

Type_MonthlyDOW_wWhichWeek

 TriggerTypeが4のときのみ指定できる。それ以外の時に指定してはならない。

 毎月何週目に実行するかを指定する。

 以下のどれか1つの数値を指定する。

1: 第1週

2: 第2週

3: 第3週

4: 第4週

5: 最終週

Type_MonthlyDOW_rgfDaysOfTheWeek

 TriggerTypeが4のときのみ指定できる。それ以外の時に指定してはならない。

 実行する曜日をビットの組み合わせの数値で指定する。

 数値の詳細はType_Weekly_rgfDaysOfTheWeekの説明を参照。

Type_MonthlyDOW_rgfMonths

 TriggerTypeが4のときのみ指定できる。それ以外の時に指定してはならない。

 何月に実行するかをビットの組み合わせの数値で指定する。

 (毎年1月と12月なら、1+2048=2049)

 数値の詳細はType_MonthlyDate_rgfMonthsの説明を参照。

配布規則

 本ソフトウェアは、株式会社ピーデーがサービスのために配布するもので、商品ではありません。無料です。従って、一切のサポートはありません。保証もありません。

 Copyrightは保持しますが、改編、転載などは、自由です。

 ただし、中身を変更した場合は、どこの誰が何を変更したのかを明記して下さい。また、改編したバージョンを配布する場合は、必ずソースコードを付けて下さい。その場合は、川俣 晶  autumn@piedey.co.jp (autumn@piedey.co.jp) まで連絡下さると嬉しいです。有益な改良は、こちらで配布する版にも反映させたいと思います。

 パソコン通信、インターネット、書籍などに掲載する場合は、ご一報下さい。

注意事項

 --newで作成したオブジェクトは意図的に動作禁止状態になっています。--setで正しい値を設定する前に実行されるとまずいためです。

 ですので、--setで必要な値を登録した後で、以下のコマンドを実行して動作禁止を解除する必要があります。

atask --set TASKNAME task_flag_disabled 0 task_trigger_flag_disabled 0

添付ファイル

ファイル名 説明
atask.exe 実行ファイル本体
atask.txt 説明テキスト
atask.cpp

stdafx.cpp

stdafx.h

atask.dsp

atask.dsw
ソースコード

連絡先

atask: コマンドラインのタスクスケジューラ管理ツール Version 0.2に関するお問い合わせはautumn@piedey.co.jpへお願いします。

本ソフトウェアは、 NT-Toolsメーリングリスト にてサポートを行っています。質問などは、なるべくこちらのメーリングリストにお寄せ下さい。

ダウンロード

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変更履歴

日付 Ver. 説明
2001年11月14日 ***0.2***

TASK_FLAG_SYSTEM_REQUIREDを追加。(Takeo Itazawaさんによる。ソース提供感謝)

1999年8月21日 ***0.1***

最初の版


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このドキュメントは2011年11月20日 17:32:37に、OSDMシステムにより自動生成されました。


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作成: 株式会社ピーデー・川俣 晶/autumn@piedey.co.jp