JavaComCharConv Version 0.2


ソフトウェアの更新日付: 1999年1月24日


ソフトウェアの著作権表記: Copyright (c) 1998-1999 by Pie Dey Co.,Ltd.


 ここは、JavaComCharConv Version 0.2に関する情報を提供するページです。JavaComCharConv Version 0.2は、 株式会社ピーデー の川俣 晶 (autumn@piedey.co.jp)が開発し、フリーソフトウェアとして公開しているソフトウェアです。


概要

 Javaクラスライブラリの文字コードコンバータを呼び出すクラスです。VJ++6.0で記述されています。

動作環境

Windows NT 4.0+Microsoft JavaVM

使用方法

 最新版のJavaVMをセットアップして下さい。IE4.01SP1付属のJavaVMでは古すぎます。VJ++6.0SP1添付のものか、それ以降を推奨します。

 その後、

regsvr32 JavaComCharConvリターン

 としてレジストリに登録して下さい。

配布規則

 本ソフトウェアは、株式会社ピーデーがサービスのために配布するもので、商品ではありません。無料です。従って、一切のサポートはありません。保証もありません。

 Copyrightは保持しますが、改編、転載などは、自由です。

 ただし、中身を変更した場合は、どこの誰が何を変更したのかを明記して下さい。また、改編したバージョンを配布する場合は、必ずソースコードを付けて下さい。その場合は、川俣 晶  autumn@piedey.co.jp (autumn@piedey.co.jp) まで連絡下さると嬉しいです。有益な改良は、こちらで配布する版にも反映させたいと思います。

 パソコン通信、インターネット、書籍などに掲載する場合は、ご一報下さい。

仕様

・ "JavaComCharConv.FileReader"クラス

openメソッド

書式 OBJECT.open( String filename, String encoding )

戻り値 無し

 第1引数で指定したファイル名でファイルを読み出し専用で開く。その際、文字コード変換を行うエンコーディング名を第2引数で指定した名前に設定する。使用できる主要なエンコーディング名は、別にまとめた。

closeメソッド

書式 OBJECT.close()

戻り値 無し

 openメソッドで開いたファイルを閉じる。

readLineメソッド

書式 OBJECT.readLine()

戻り値 文字列型

 ファイルから1行読み込んでそれを返す。

isEOFメソッド

書式 OBJECT.isEOF()

戻り値 boolean

 ファイルの最後に達したかどうかを示す。このメソッドがtrueになったらreadLineメソッドを呼んではいけない。

isErrorメソッド

書式 OBJECT.isError()

戻り値 boolean

 エラーが発生したかどうかを示す。少なくともopenとreadLineの後には必ず呼び出してチェックする。

getErrorMessageメソッド

書式 OBJECT.getErrorMessage()

戻り値 文字列

 isErrorメソッドがtrueになったときには、エラーの内容を示す文字列を取得できる。

setCodeFixメソッド

書式 OBJECT.setCodeFix(boolean b)

戻り値 無し

 JavaとWindowsのUnicode文字コード変換の相違を吸収する機能を利用するかしないかを指定する。trueなら使用する。デフォルト値は、true=する。falseにするとJavaの変換テーブルで変換された生のデータがreadLineメソッドで返される。

getCodeFixメソッド

書式 OBJECT.getCodeFix()

戻り値 boolean

 setCodeFixメソッドで設定している値を取得する。

・ "JavaComCharConv.FileWriter"クラス

openメソッド

書式 OBJECT.open( String filename, String encoding )

戻り値 無し

 第1引数で指定したファイル名でファイルを書き込み専用で開く。その際、文字コード変換を行うエンコーディング名を第2引数で指定した名前に設定する。使用できる主要なエンコーディング名は、別にまとめた。

closeメソッド

書式 OBJECT.close()

戻り値 無し

 openメソッドで開いたファイルを閉じる。

printメソッド

書式 OBJECT.print(String s)

戻り値 文字列型

 ファイルに文字列を書き出す。

printlnメソッド

書式 OBJECT.println(String s)

戻り値 文字列型

 ファイルに文字列を書き出し、改行を出力する。

isErrorメソッド

書式 OBJECT.isError()

戻り値 boolean

 エラーが発生したかどうかを示す。少なくともopen, print, println, closeメソッドの後には必ず呼び出してチェックする。

getErrorMessageメソッド

書式 OBJECT.getErrorMessage()

戻り値 文字列

 isErrorメソッドがtrueになったときには、エラーの内容を示す文字列を取得できる。

setCodeFixメソッド

書式 OBJECT.setCodeFix(boolean b)

戻り値 無し

 JavaとWindowsのUnicode文字コード変換の相違を吸収する機能を利用するかしないかを指定する。trueなら使用する。デフォルト値は、true=する。falseにするとJavaの変換テーブルで変換された生のデータがprint, printlnメソッドで書き出される。

getCodeFixメソッド

書式 OBJECT.getCodeFix()

戻り値 boolean

 setCodeFixメソッドで設定している値を取得する。

・ "JavaComCharConv.Direct"クラス

JavaUni2WinUniメソッド

書式 OBJECT.JavaUni2WinUni( String str )

戻り値 文字列型

 Javaの変換テーブルで変換されたUnicode文字列を、Windowsの変換テーブルで正しいシフトJISに戻せるコードに置き換える。

WinUni2JavaUniメソッド

書式 OBJECT.WinUni2JavaUni( String str )

戻り値 文字列型

 Windowsの変換テーブルで変換されたUnicode文字列を、Javaの変換テーブルで正しいシフトJIS(等)に戻せるコードに置き換える。

Bytes2Unicodeメソッド

書式 OBJECT.Bytes2Unicode( String str, String encoding )

戻り値 文字列型

 文字列単位の文字コード変換にJavaのクラスを利用する。

 指定文字エンコーディングで記述されたバイト列を、Javaの変換テーブルでUnicode文字列に変換

する。

 バイト列は、1バイト単位で、VBSでいうChrW関数で変換したものを結合した文字列とする。

 例: シフトJISの「宇」の場合

○ ChrW(&h89) & ChrW(&h46)

× Chr(&h8946)

× ChrW(&h8946)

Unicode2Bytesメソッド

書式 OBJECT.Unicode2Bytes( String str, String encoding )

戻り値 文字列型

 Bytes2Unicodeの逆方向の変換を行う。

getErrorメソッド

書式 OBJECT.getError()

戻り値 boolean型

 オブジェクト内でエラーが起こったかどうかを返す。万一エラーが起こっても、それによって、on error gotoなどでトラップできるエラーを発生させない。必ず、何かの機能を実行した後は、これでエラーを確認する。

 一度エラーが起こると、setErrorメソッドでクリアするまでtrueのままになる。

setErrorメソッド

書式 OBJECT.setError( boolean b )

戻り値 無し

 エラー状態を設定する。通常は、引数にfalseを設定して、エラー状態をエラーのない状態に戻すために使う。

getErrorMessageメソッド

書式 OBJECT.getErrorMessage()

戻り値 文字列型

 getErrorメソッドがtrueになっているとき、エラーの内容を示す文字列を保持する。別のエラーが起きると、内容は上書きされる。

使用できる主要なエンコーディング名

・ "SJIS"

 シフトJISである。ただし、Windowsにしか存在しない機種依存文字は扱えない。あくまで、JIS規格(JIS X 0201と0208)に存在する文字だけである。

・ "ISO-2022-JP"

 Internetのメールやnewsなどで使用されているものである。半角カタカナは使用できないことに注意。

・ "UTF8"

 ASCIIコードと互換性のある形にUnicodeを変形させた可変長の文字エンコーディングである。将来の通信ベースのデファクトスタンダードになると言われている。

添付ファイル

ファイル名 説明
JavaComCharConv.dll COMサーバ本体
JavaComCharConv.txt 説明テキスト
CodeFixer.java

Direct.java

FileReader.java

FileWriter.java

JavaComCharConv.sln

JavaComCharConv.vjp
ソースコード
test001.vbs

test002.sjis.txt

test002.vbs

test003.vbs
WSH用サンプル

連絡先

JavaComCharConv Version 0.2に関するお問い合わせはautumn@piedey.co.jpへお願いします。

本ソフトウェアは、 NT-Toolsメーリングリスト にてサポートを行っています。質問などは、なるべくこちらのメーリングリストにお寄せ下さい。

ダウンロード

JavaComCharConv Version 0.2をダウンロードする。

変更履歴

日付 Ver. 説明
1999年1月24日 ***0.2***

 リリースビルドして公開できるドキュメントを入れた。

1998年12月18日 ***0.1***

最初の版


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このドキュメントは2011年11月20日 17:32:37に、OSDMシステムにより自動生成されました。


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作成: 株式会社ピーデー・川俣 晶/autumn@piedey.co.jp