ソフトウェアの更新日付: 2001年3月22日
ソフトウェアの著作権表記: Copyright (c) 1998,2000 by Pie Dey Co.,Ltd.
ここは、NT Tools Framework Version 0.11に関する情報を提供するページです。NT Tools Framework Version 0.11は、 株式会社ピーデー の川俣 晶 (autumn@piedey.co.jp)が開発し、フリーソフトウェアとして公開しているソフトウェアです。
Windows NT用のバッチ処理を強化するための小物ツールが多数開発されているが、数が増えるとそれらを管理する手間も大きくなる。それを軽減するための枠組みを開発する。
Windows NT 4.0/2000
nttfのバイナリーを入手したら、それは自己解凍型セットアップですので、それを実行して下さい。ディレクトリを指定すると、そこにnttf環境を構築します。
本ソフトウェアは、株式会社ピーデーがサービスのために配布するもので、商品ではありません。無料です。従って、一切のサポートはありません。保証もありません。
Copyrightは保持しますが、改編、転載などは、自由です。
ただし、中身を変更した場合は、どこの誰が何を変更したのかを明記して下さい。また、改編したバージョンを配布する場合は、必ずソースコードを付けて下さい。その場合は、川俣 晶 autumn@piedey.co.jp (autumn@piedey.co.jp) まで連絡下さると嬉しいです。有益な改良は、こちらで配布する版にも反映させたいと思います。
パソコン通信、インターネット、書籍などに掲載する場合は、ご一報下さい。
1. 目的
Windows NT用のバッチ処理を強化するための小物ツールが多数開発されているが、数が増えるとそれらを管理する手間も大きくなる。それを軽減するための枠組みを開発する。
2. 範囲
Windows NTのコマンドラインより利用するツール類および、WSHのスクリプトから利用できるCOMサーバの管理と、その周辺の諸々の便利な機能を提供する。
COMサーバに関しては、ASPやVB/VBAからの利用も、もちろんできるので、応用範囲は広い。
3. 詳細仕様
3-1. ディレクトリ構造
NTTFの基準ディレクトリの下に、下記のディレクトリを作成する。
%NTTFRoot%\arc
ダウンロードしたアーカイブファイルを保存するディレクトリ
%NTTFRoot%\bin
実行ファイルを置くディレクトリ。EXE、DLL、バッチ、スクリプトなど
%NTTFRoot%\com
COMサーバのDLLを置くディレクトリ。
%NTTFRoot%\doc
ツールのドキュメントを置くディレクトリ
%NTTFRoot%\var
もし、ツールが、設定をファイルに保存ずる場合、それを置くことを推奨するディレクトリ。設定を引き継ぎたい場合は、このディレクトリを持っていけば再現できることを期待しているが、それはツール作者の考え次第。
3-2. 環境変数
NTTFROOT
NTTFの基準ディレクトリを保持する。
PATH
セットアップ時にNTTFのbinディレクトリを含むディレクトリを追加する。
SED
セットアップ時にNTTFのbinディレクトリを含むディレクトリを追加する。
AWK
セットアップ時にNTTFのbinディレクトリを含むディレクトリを追加する。
3-3. 基本DLL
NTTFをセットアップすると、必ずUnlha32.dllが、binディレクトリOSの推奨するディレクトリ(System32など)に組み込まれる。
Unlha32.dllは、Miccoさん作のLZHファイルを扱うアーカイバDLLである。オリジナルは、http://www2.nsknet.or.jp/~micco/micindex.htmlより入手できる。
3-4. アーカイブポインターファイル
特定モジュールの最新版を保持するファイル。
拡張子は、.apf。
1行のテキストファイルで構成される。
書式:
パッケージ名 最新版ファイルの所在URL
例:
ファイルhttp://www.hoge.hoge/unlha32/unlha32.apfの内容が下記の1行であるとき。
unlha32 http://www.hoge.hoge/unlha32/ulha321234.lzh
tsetup http://www.hoge.hoge/unlha32/unlha32.apf
は、パッケージ名unlha32で、http://www.hoge.hoge/unlha32/ulha321234.lzhをダウンロードする。
3-5. ポインターファイルライブラリ
ファイル名:
%NTTFRoot%\var\apflib.txt
または
%NTTFRoot%\var\apflib_*.txt
複数行のテキストファイル。
1行に、パッケージの情報を記述する。
1行の書式は下記の通り。
apflib.txtは、ユーザーがローカルにカスタマイズする設定ファイルである。このファイルは、ネットワーク経由の情報によって上書きされないことが保証される。
apflib_*.txtは、外部からダウンロードされたポインターファイルライブラリに使用されるファイル名を意図している。現在apflib_piedey_co_jp.txtのみが明示的に定義されている。このファイルは、株式会社ピーデーのサイトで公開されているツールの最新のポインターファイルライブラリを構成するもので、tsetup -cコマンドでダウンロードされる。これ以外の名前は、必要に応じて使って良い。
書式:
パッケージ名 apfファイルの所在URL
例:
unlha32 http://www.hoge.hoge/unlha32/unlha32.apf
3-6. アンインストール情報ファイル
%NTTFRoot%\var\uninst.txt
複数行のテキストファイル。
1行に、インストールしたファイルの情報を記述する。
NTTFがインストールしたファイルはすべて記録される。
同一のファイルを繰り返しインストールした場合、記録は上書きしない。
1行の書式は下記の通り。
書式:
パッケージ名<TAB>ファイル名
ファイル名は、%NTTFRoot%からの相対パスを記述する。ただし、System32などにコピーした場合は、フルパスで記述する。
3-7. パッケージ名という考え方
実行ファイルは、一つのアーカイブファイルに複数収録されている場合がある。また、
アーカイブファイル本体は、バージョン番号などを含んでいて、ソフト名を代表させる名前には使用できない(バージョン番号が変わると名前が変わってしまう)ということがある。
そのため、これらとは独立して、パッケージ名という考え方を導入した。パッケージ名は、必ずしも、ツール作者より明示されない。そのため、ユーザー自身が決定して指定しなければならないこともあるだろう。しかし、ある特定の範囲のモジュールの自動セットアップと、適切なアンインストールを行うには、必要な名前である。
パッケージ名は、空白文字を含まない半角英数文字で記述する。
NT Tools Framework Version 0.11に関するお問い合わせはautumn@piedey.co.jpへお願いします。
本ソフトウェアは、 NT-Toolsメーリングリスト にてサポートを行っています。質問などは、なるべくこちらのメーリングリストにお寄せ下さい。
NT Tools Framework Version 0.11をダウンロードする。
日付 | Ver. | 説明 |
2001年3月22日 | ***0.11*** |
Unlha32.dllがインストール済みではないマシンにセットアップできないという死ぬほど間抜けなバグを取った。 |
2000年9月13日 | ***0.10*** |
apflib_piedey_co_jp.txtを更新。 tsetupでntuxtlをインストールできない障害を解消。 |
2000年5月13日 | ***0.09*** |
同梱のapflib_piedey_co_jp.txtの内容に欠損があったのを補足 |
2000年5月10日 | ***0.08*** |
DLLのインストール先をbinディレクトリに変更 開発環境をVisual C++ 6.0に移行 tsetupの機能拡張 -c や -a の追加 |
1998年9月23日 | ***0.07*** |
tconfirm, twhich, tzipの各コマンドを追加。 |
1998年9月1日 | ***0.06*** |
tsetupコマンドのエラーチェックの強化。 apf情報の追加。 |
1998年8月26日 | ***0.05*** |
環境変数をREG_EXPAND_SZではなく、REG_SZで設定した問題を解消。 |
1998年8月24日 | ***0.04*** |
APFファイルのURLより、本体のURLが短いとき、正しくダウンロードできない問題を解消 Unlha32.dllのバージョンが違うときに、うまくインストールできない障害を解消 |
1998年8月23日 | ***0.03*** |
Unlha32.dllの更新ができない問題を解決 まともなmanコマンドの同梱 |
1998年8月23日 | ***0.02*** |
実際のコードに合わせ大幅な改定 |
1998年7月20日 | ***0.01*** |
最初の版 |
NT Tools Frameworkのバージョン一覧ページに戻る
このドキュメントは2011年11月20日 17:32:37に、OSDMシステムにより自動生成されました。