ここでは、
近年、ゲームの世界では、よく見られるスタイルと言えます。このような文字が多い作品を、多くの若者が好んでプレイしているのは事実です。これは、「活字離れ」を叫ぶ世間の常識が、必ずしも正解ではないことを意味します。仮に、彼らが、紙の上の文字を敬遠しているだけであり、画面上の文字に抵抗感が無いのだとすれば、若者向け電子出版というジャンルが成り立つはずです。我々が、ビジュアルノベルというコンセプトで目指すのは、これです。
下記のボタンを押すと、デモンストレーション作品を見ることができます。これを見るためには、Internet Explorer 4.01が必要です。4.00ではうまく動作しないというレポートが来ていますので、4.01を使うようにして下さい。IE4が必須である理由は、IE4にはXMLパーサが組み込まれているが、他ブラウザにはまだ無いためです。
もし、デモンストレーションがうまく動作しない場合は、使用環境、IE4の細かいバージョンや、具体的な症状などのレポートを、akirak@piedey.co.jpまでお願いします。
ご注意 現在のバージョンでは、ファイルの読み込みが遅いため、シナリオが進行しているのに、音楽が間に合わなかったり、画像が間に合わなかったりする現象が多発します。何かを読み込んでいるときは、読み込みが完了するまで待つと、より作成者に意図に近い形で鑑賞できます。この現象は、技術的な検討課題です。バックグラウンドで読み込む等の対策を検討中です。
『ファーストコンタクト』は、複数の技術を複合して構成されています。
キーとなる技術は、XMLです。ショートショートの本文テキストと、読み込む画像や音楽に関する情報は、XMLファイルとして作製され、サーバーに保存されています。
これを実際に画面上に展開するため、JavaScriptとHTML(Dynamic HTML)の技術を使用しています。ウェブページ上に記述されたJavaScriptのプログラムが、サーバよりXMLファイルを取り出して、これを必要に応じて、HTMLに変換して、ブラウザのウィンドウ内に表示します。
XMLファイルの作製は、少々面倒なので、ここでも一工夫をしています。単純な記号によるマークアップを施したテキストファイルを、XML形式に変換する簡単なコンパイラ(VNC=Visual Novel Compiler)を作製し、これを使用して、XMLファイルを生成しています。このコンパイラは、Java言語で記述しました。
以上の技術により、デモンストレーション作品『ファーストコンタクト』が成立しています。
ピーデーでは、電子出版に対するコンサルテーションやコンテンツ作製支援を行っています。詳しくは、akirak@piedey.co.jpまでお問い合わせ下さい。
デモンストレーション作品『ファーストコンタクト』に含まれるテキスト、画像等は、すべて、ピーデーの川俣が作製しました。音楽も、作って作れないことは無かったのですが、音楽を聴かせることを目的とした作品ではないため、既存のMIDIデータ集「MusicPro MIDI&wave Vol.1（テラワークス）」を使用しています。