概要 §
昭和10~30年代のハイキング雑誌46冊を手に入れた筆者は、掲載された私鉄の広告をピックアップして京王、小田急、西武の3社がどこを宣伝しているか集計した。
その結果、京王は野猿峠、小田急は丹沢、西武は奥武蔵が1位だと分かった。
では京王の広告に野猿峠に次いで頻出した地名はどこだろうか?
高尾山だろうか? 多摩動物公園だろうか? あるいは桜ヶ丘だろうか?
どれも違う。
筆者は、少し予想外の驚きの地名を見た。
目次
まえがき
本章の方針
全般的な広告掲載の傾向
京王の場合・最強王者の野猿峠
西武の場合・定番奥武蔵と新参ユネスコ村
小田急の場合・丹沢は登山の定番
各社の最遠点・野猿峠勝利と衰退の法則
各社の重心の移動・西武は近くに、京王は遠くに
一人負けした京王衰退史
あとがき
参考文献
付録・全集計表